うさ日記

憂さ晴らしに書くのかもしれません

いい男はみんな死にそう。

この文章は機動戦士ガンダム水星の魔女第9話「あと一歩、キミに踏み出せたなら」の内容を含みます。

 

えっ!?お前ミオリネの前ではヤマアラシなのみんなに見抜かれてんの!?ヤマアラシというのは要するにヤマアラシのジレンマ、つまり近い距離の相手ほど傷つけてしまうタチであるということです。確かにシャディクもミオリネも大切な人ほど幸せにできないタイプですね!かわいいね!

 

地球産の方が紅茶は美味いようですね。うーん、意外と他の星の環境は良くないのかも?そしてやっぱり決闘で解決を図りましたね。まぁここアスティカシアだし。

 

そして決闘挨拶!実はグエルくんだけ言ってないんですよねこれ。ちなみにリリッケが難癖つけられた時点で8話の男女問題が伏線なのは察しました。

 

すっかり公園の住人と化したグエルくん。「決闘、手伝って、ください!」って言われた時の声にならない声聴きました?「そう言って欲しかった心」と「それに応えられない頭」の摩擦が漏れ出てしまった声を!だから「嫌だ」じゃなくて、「ダメだ」なんだよな。そして「お父さん、好きなんですよね」と同時にライトアップされるグエル。実際父親のことは尊敬しているし、好きなんだと思います。だからこそ一人前のパイロットとして信じて欲しかったし、だからこそ現状の苦しさを父親のせいとして恨みたくない。でも……。という心の機微を知ってか知らずか、いや100%知りませんけど、そっと掬い上げるスレッタ!もう好感度の上昇に果てが見えませんね。

 

一転してミオリネとシャディクの会話。シャディクは自分個人をアイコン扱いするつもりなどないと薄々察していても、相手が1番傷つくであろう「あんたも会社の人間と同じ」という言葉を吐いてしまうミオリネと、会社の人間と同じやり方ではミオリネは認めてくれないと分かってはいても、そのやり方しかできないシャディク。互いに視野の狭いヤマアラシ。悲しいことですが、磁石の同じ極はどれだけ近づきたいと望んでも反発するしかないのです。

 

んで、そっからのシャディク脳破壊パート!自分がしたくてもできない行動を、当然と言わんばかりに口にするスレッタ!もうシンプルにシャディクが可哀想。お前、もっと無能なら楽だったろうにな。

 

そして決闘開始!思い思いの準備をするシャディクガールズ!メイクに通話に忙しいレネに注意するサビーナですが、彼女も彼女で目元のメイクまでしっかり欠かさないタイプです。

 

この戦いにちまちま突っ込んでるとキリがないのでかいつまんで話します。

 

まずパイロットとしての専門技能がなくても割と操縦できるんですね。ティル先輩とか筋良かったですし。あまり難しくないんでしょうか。いや格上に追われながらリリッケを守る視野の広さがある彼が別格なのかもしれませんが。

 

あとグラスラー組はコピー(命令了解)!とか言うんですね。さすがプロローグ事件のドミニコス隊にMSを供給していたグラスレー、軍隊らしいですね。

 

チュチュとシャディクの戦いもレベル高いですね!似た状況だったUCのトライスターvsザクⅠスナイパータイプよりさらにカッコいいです。

 

そして遂にエアリアルに襲い掛かる銀の弾丸!アンチドートと呼ばれてましたが、ドートってなんなんでしょう。脳内検索では決闘委員会一の太ももムチムチ褐色短髪毒舌系美女ことセセリア・ドートしか出て来ませんけど、じゃああれは太ももに行く栄養が全て胸に行った色白長髪弱気系美女なんでしょうか?それイリーシャちゃんじゃね?

 

堕ちろォ!水星女ァ!!!

こわい。

 

だがしかぁし!復讐の鬼と化したプロスペラに同じ技は2度も通用しない!スレッタはまたもエアリアルの意思と対話を始め(スピリチュアルな意味じゃなく、マジでなんかと話している)、BHD-L GT-SYSの表示とともにエアリアルは力を取り戻します。いいえ、力を増します!

 

GT-SYSってなんですかね。わかんないです。

 

でもアンチドートのオーバーライドは分かりますね。いや色白を褐色にするんじゃなくて。そんな委員長が夏休み明けたら印象変わってた的なやつじゃなくて。水星の魔女でNTR食らうのはシャディクだけです。というか調べたらアンチドートは解毒剤や対抗手段という意味の慣用句っぽいです。多分アンチドートは一体領域内、プロローグから機体正面の狭い領域、今はシャディクガールズが囲んだ領域のパーメットを掌握し、その活動を阻害するものでしょう。それがオーバーライドされた、というのはつまり、領域のパーメット支配権をエアリアルに奪われたと言うことではないでしょうか。プロローグと異なりエアリアル本体は動けていたので、機体に強く定着したパーメットは奪われないようですが、遠隔操作のためガンビットエアリアルの間を繋いでいたパーメットは一時支配権を奪われたはずです。それが復旧したからこそのスレッタの「(みんな)いたんだ」というつぶやきにつながったのでは?

 

そしてその後の、未来予知としか思えない動きは、領域のパーメットを介して全ての動きを把握しているということでは?ラプラスの悪魔染みていますが、パーメットの粒子性を考えれば出来るはずです。

 

そして決着。トータルイクリプスっぽいと思ってしまった老害ですが、集団戦の意味を見出すには妥当な決着です。だってそうしないとチュチュたちが頑張らなくても初めからスレッタ1人でなんとかなったみたいな感じになっちゃうし。

 

あとエアリアルに謝るスレッタですが、よく分かりませんがガンダム特有の負荷をエアリアル自身が被っているのでは?未来余地ともなればそのパーメットスコア(パーメットの流入量を増やすと巨大な機体の動きに関する大量の情報が流れ込んで負荷がかかる=裏を返せばパーメットによる量子コンピュータ的なものなら莫大な情報量を処理できる)は4どころではないでしょう。人間には耐えられない負荷を機体で処理し、その結果を親和性の高い人間が操作に反映しているのでは?

 

そして実らない、青いトマト。これ以上の言葉は要りません。

 

まぁそれはさておき、今回はジェタークとグラスレーの機体デザインとグエルとシャディクの将来について話したいと思います。ジェタークの機体はディランザにせよダリルバルデにせよ鎧武者モチーフでしょう。そしてグラスレーはミカエリスにせよベギルベウにせよ西洋甲冑モチーフでしょう。そしてグエルとシャディクは同じく思いを寄せる女性に、添い遂げられない男です。だからこそ、この機体のモチーフのイメージに彼らの姿勢の違いが現れるのでは?つまり

・座して死ぬのは武士の恥。

・護って死ぬのは騎士の誉。

というわけで、グエルは思い届かずともスレッタと並び立とうとするんじゃないか、シャディクは思い届かずともミオリネのために死のうとするんじゃないか、と思うのでした。外れろ。幸せになれ。ラウダとサビーナの気持ちを顧みろ。

 

というわけで第10話!