うさ日記

憂さ晴らしに書くのかもしれません

1について。

よーいどん、ではありません。About one です。

 

今日から毎日、日付の数にちなんだ話を毎日していこうかと。今のところ12日までは続けるつもりです。…分かります。画面の向こうのあなたの言いたい事はよく分かります。なんで元日に始めんかってん、そう言いたいのが分かります。でもしょうがないじゃないですか、思いついたのが1/31なんですから。しょうがないじゃないですか、まだ去年のカレンダー張ってあるような私なんですから。

 

さて、本題に入りましょう。

 

1です。それがなんじゃい、と言った感があるほど単純な情報ですが、この文字1つとっても本当は多くの情報が詰まっています。例えばこの「1」はアラビア文字の「いち」です。このように、当然「いち」という概念の表し方はこれ1つではありません。一。ワン。イー。アイン。アン。人差し指を立てるのもいいですし、親指から数える文化もあった気がします。

そこで、私なりに「いち」という概念に文字を与えてみるとしましょう。

 

ふむ…「有」というのはどうでしょうか?ご察しの方もおられるでしょうが、二進数における「いち」を漢字で表してみました。二進数の細かい講釈は専門の方にお任せしますが、先ほどの十進数的「いち」と異なり、力強いイメージが有りますね。十進数において「いち」は極めて頼りない印象がありますが、二進数の「いち」は絶対的存在感があります。

 

続いて「最」というのも考えてみました。最高、最大、最長、最強。これらはすべて「一番〜」という意味を持っています。そういう意味で、「いち」の1つの側面を端的に表していると言えるのでは無いでしょうか。日本語に2番目を表す1文字が、私の知る限りない事からしても、「最」という文字が特異な力を持っていることが分かります。二位じゃだめなんですよ、一位じゃなきゃだめなんです。日本で最も高い山は富士山ですが、2番目に高い山なんて知ってますか?私は知りませんでした。(北岳3193mだそうです)

英語でもgreatestなどと綴るあたり、やはり「最」は特別な気がします。

 

こんなところでしょうか。もし何か思いついた方がおられたらご教授願いたいのですが、それはさておき。

「有」と「最」。オンリーワンとナンバーワンとでも言えば良いのでしょうか?思えば、人間は「いち」という概念の中に随分と異なる考えを詰め込んだものです。SMAPの「世界に一つだけの花」の歌詞ではないですが、ナンバーワンに成ることと、オンリーワンで有ることは難易度に天地の開きがあります。大抵私たちはナンバーワンには成れません。そして、オンリーワンでは満足できません。昔の人はそんな人間の難儀さを「いち」に込めたのでしょうか。

 

そんな事を考えた1日でした。